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スノウピー、見つめる [ライトノベル]

 ライトノベル「スノウピー、見つめる」を、読みました。高校生の主人公は、幼い頃から人外の者を呼び寄せてしまう力があるようで、不思議な世界に足を踏み入れかけた事も2度程、経験していた。そして、ある日曜日、ユリというクラスメートと駅で待ち合わせした主人公は、気が付くと、3度目にして、不思議な世界へと足を踏み入れてしまった。そこは、一面の雪原が広がる何もないところだったが、その世界で、スノウピーと名乗る絶世の美少女と知り合う。人間のこともTVで見て知っているという彼女の案内で、元の世界に戻る出口に向かっていたが、氷蜘蛛という巨大な生物に襲われ、成り行きで、彼女を連れたまま元の世界に帰って来てしまった……。

 スノウピーというのは、種族の総称のようで、名前は無いようですね。人間の世界と平行して存在する異世界の住人で、ずっと一人で暮らしていたという彼女は、とにかく目を見張るほどの美少女で、TVで得た情報がすべてという事ですが、一般常識や人間の事にも詳しい様子。多少、体温が低いのと、氷柱のような物質を出して攻撃する能力を持っている以外は、人間と変わらないようです。不本意で、人間の世界に来てしまった事に不満を抱くものの好奇心の方が大きいようで、少なからず、楽しんでいるようですね。1年以内には、世界が繋がり帰ることができるようですが、スノウピーの話には、孤独を感じますし、彼女の言うTVというのは、本当のTVなのでしょうか……。実は、種族は絶滅して、残された教育プログラムのような機械的な設備の中で、生きているのではという考えが浮かんできて、切ない思いが込み上げてきます。
 それは、ともかく、まず、主人公は、名前が明かされていません。育った環境のせいもあると思いますが、人の気持ちがなかなか理解できないズレた性格で、あまりの鈍さに、相手を怒らせてしまいがちという気苦労の絶えない損な一面もありますが、彼の周囲には、美人も集まってくるという役得な部分も大きいですね。ただ、恋愛に発展しそうなのは、ユリだけのようで、ラブストーリーとしては、物足りないかも知れません。
 ストーリー展開は、終盤に大きく盛り上がりますが、小説家を目指しているというユリの設定により、ちょっと、反則的とも思える結末で、複雑な心境です。



スノウピー1  スノウピー、見つめる (富士見ファンタジア文庫)

スノウピー1 スノウピー、見つめる (富士見ファンタジア文庫)

  • 作者: 山田 有
  • 出版社/メーカー: 富士見書房
  • 発売日: 2010/03/20
  • メディア: 文庫



 以下、続刊も発売中~。(今週中には、読めそうです。)


スノウピー2  スノウピー、憤慨する (富士見ファンタジア文庫)

スノウピー2 スノウピー、憤慨する (富士見ファンタジア文庫)

  • 作者: 山田 有
  • 出版社/メーカー: 富士見書房
  • 発売日: 2010/09/18
  • メディア: 文庫



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はっちん

こんな世界があるとは知りませんでした。

まだまだラノベの世界は深い(-_-)
by はっちん (2010-09-27 01:59) 

「直chan」

はっちんさん>
 コメントありがとうございます。
 この作品は、特殊な設定も気になりますが、基本的に、キャラクターの魅力で引っ張っているように思います。故意なのか、人間関係の繋がりが乏しいようで、先の見えない展開の行方が気になります。
by 「直chan」 (2010-09-30 22:21) 

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